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大学受験で有利になる英語資格【英検を薦める理由】志望校が決まっていないなら英検を受けよう!

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大学受験で有利になる英語資格-【英検を薦める理由】-志望校が決まっていないなら-英検を受けよう!

 

大学受験で有利になる英語資格【英検を薦める理由】

 

大阪市福島区の英語塾『福島英語塾』の犬伏です!

 

ここでは大学受験でまだ志望校が決まっていない方やこれから高校生になる方、またその親御さんに向けて、いかに早い段階で志望校を決め、
英検対策をすることが得であるかということを解説していきたいと思います。

 

ぜひ、自分の周りの大学受験を控えた高校生やその親御さんにシェアしてあげてください。

犬伏先生
犬伏先生

 

大学受験のために英語資格を取得すべき理由

 

もし周りの受験生が2科目・3科目で結果を出さないといけないところを自分は1科目だけ頑張ればいい、なんて状況ができたら有利だと思いませんか?例えばそんなことを可能にするのが英語の資格試験です。

 

例えるなら、お米を2つも3つも担いで家に帰るのか、お米1つだけを担いで家に帰るのか、というような違いです。どっちが楽なのか考えるまでもありませんね。そんな有利に受験を進める手段が英検をはじめとした英語資格の存在です。

 

情報が受験を制す

 

僕は残念ながらお米を3つ担ぐ人でした。こんな受験の戦略なんて考えたこともなく、ただ英語が好きだからひたすら趣味のように勉強していた人間です。

 

好きだったこともあり英語力は高かったのですが、恥ずかしい話、自分が英検資格を持っていたのかどうかすらわからない状態でした。現在教える立場になって、戦略があったらどれだけ生徒さんに効率的に受験合格へと導いてあげられるかと考えるようになりました。

 

大学受験を制する可能性を高めるのは「情報」です。知ってたら有利な行動を起こせますし、知らなければどんどん不利になります。なのでぜひこの情報を自分が大切に思っている人に共有してあげてください。

 

英語資格の5つのメリット

 

英語資格を持っていることのメリットはざっくり5つ。

 

メリットその1

 

1つ目は出願条件、つまり受けたい大学の試験を受けさせてもらえる条件をクリアできます。逆に言うと、必要な資格を持っていないと受験すらさせてもらえない、と言うことです。メリットとしてあげましたが、実質、最低条件です。

 

メリットその2

 

2つ目は合否の判定優遇です。英語資格を持っていたら合否の参考にさせてもらいますからね、ということです。

 

メリットその3

 

3つ目のメリットは得点換算です。一例として英検準2級・2級・準1級を持っていれば、それぞれ得点が60点・80点・100点換算になるということです。

 

メリットその4

 

4つ目のメリットは加点です。入試の総合点に点数が加算されます。1問の差が合否を分ける受験においては大きなメリットです。

 

メリットその5

 

5つ目のメリットは受験免除です。メリットその3と重複するところがありますが、みなし満点は最高に換算されるので実質的に試験免除というわけです。

 

さて、この5つのメリットはどれも魅力的なものなので、この時点でとりあえず資格を取った方が良い、と判断させていますでしょうか?しかし、あえてここで「待て!」を提案したいと思います。

 

もちろん資格には魅力がいっぱいあるのですが、それに伴う「現在の英語力と資格取得までの時間」と「志望する大学の要件」を考えてから判断してください。

 

現在の英語力と資格取得までの時間

 

現在高校1年生ですでに英検2級を取得しているとしましょう。この時点で英語が全然わからない、というレベルではないはずです。こういう高校生が英検準1級を先2年ほどかけて目指すのは「あり」だと思います。

 

それに対して現在高校3年生で準2級を取得しているとしましょう。その場合、戦略が必要になります。まず準1級を目指す方向性はこの時点でなくした方が良いかな?と判断します。

 

すべてのケースに当てはまるかと言われればそうではありませんが、受験で英語だけでなく他の科目も必要な場合は準1級の対策に時間をかけすぎることは非効率な時間の使い方です。

 

それでは英検2級は受験すべきか?ということですが、これは次の「志望する大学の要件」を考える必要があります。

 

志望する大学の要件

 

例えば「A大学」と「B大学」の受験を考えているとしましょう。「A大学」は英検準2級を出願の条件としています。つまり英検準2級を取得していることは必須です。

 

「B大学」は英検を含む英語資格の要件や加点、受験免除は全くありません。つまり資格を持っていることのメリットはないわけです。

 

さて、仮に「A大学」と「B大学」が志望校である学生が英検取得に悩んでいたとしたら、英検2級をオススメするでしょうか?

 

とりあえず努力をしてちょっとでも上のレベルを目指すべきだから、という精神論で2級を目指すことで失われるものはなんでしょう?

 

それは時間です。英検2級取得のメリットがないのに、他の科目の勉強で使えたであろう時間を英検に注いでしまうという合格から遠退く行動を起こしてしまうわけです。

 

僕なら志望校が「A大学」と「B大学」で合格の可能性を見出せる生徒であれば、準2級の取得を薦め、その他の時間では根本的な英語力の向上を目指す勉強を薦めます。

 

滑り止めの大学を受験するために英検をとっておいた方が良いのでは?

 

滑り止めという保険を掛けておくのも大切なことだと思います。しかしこの考え方の前提に「どの大学を受けるかわからないので」という考えが見え隠れします。

 

もし滑り止めの大学が早期に決まっていたらどうでしょう?そうすればその大学の資格の優遇措置を調べることができ、また英検を受けるかどうかという戦術を練ることができます。

 

なんでもかんでもとりあえず勉強は無駄にならないから英検取得を目指そう、という考え方ではなく、勉強によって奪われるかもしれない時間も頭におきながら戦略的に勉強を薦めた方が合格率が上がると思います。

 

ポイントはできるだけ早く志望校を決めること

 

ここまでお読みいただければ、「志望校早く決めないとなぁ〜」ということを理解していただけたかと思います。志望校が決まっていれば、受験を有利に進めることができます。

 

それでは仮に以下のような大学が志望校だったとしましょう。各大学で求められる英語の資格にはどんなものがあるか紹介します。ここでは関西地区に限定してほんの一部だけ紹介をしていきます。

 

2021年度版英語資格優遇措置(大学別)

 

関西大学の場合

 

一般選抜(法・文・経・政・人・社):CEFR B1レベル以上(参考:英検2級以上のレベル)出願条件
※大学の個別学力検査のみ

 

2021年度一般選抜(外国語学部):CEFRB2レベル以上(参考英検準1級以上)みなし満点

 

一般選抜(システム理工学部):CEFR B1レベル以上(参考:英検2級以上のレベル)出願条件
※大学入学共通テスト利用

 

参考:関西大学2021年度「一般選抜」について

 

関西学院大学の場合

 

出願資格のみ。大学入学共通テスト利用の英語検定試験活用型とグローバル入試の国際貢献活動を志す者のための入学試験ではB2(参考:英検準1級合格)以上が求められます。

 

参考:2021年度入試における英語資格・検定試験の取り扱いについて

 

同志社大学の場合

 

英語民間試験を活用なし。

 

参考:2021年度大学入学者選抜における「大学入試英語成績提供システム」の導入延期に伴う本学の対応について

 

立命館大学の場合

 

全学部において英検準1級(その他の試験は以下のリンクを参照)を取得していれば、共通テスト「英語」の得点を満点とみなしてくれます。

 

参考:2021年度 立命館大学 英語資格・検定試験利用状況

 

 

関西外国語大学の場合

 

一般入試[前期日程<S方式>]において英語資格による加点(最大20点)があります。

 

参考:一般入試[前期日程<S方式>]

 

京都外国語大学の場合

 

AO入試(総合型選抜)・一般入試(A日程)において英検CSEスコアが1700以上(参考:英検準2級合格以上)を出願条件としています。

 

参考:京都外国語大学|募集要項 

 

どの英語資格を受験するのが良いのか?

 

この質問に対する答えは「受験する志望校次第」ということになりますが、「いやいや、普通志望校なんか決まってないでしょ・・・」という方にとっては英検をお薦めします。お薦めする理由は2つあります。

 

英検をお薦めする理由【その1】

 

英検をお薦めする理由の1つ目はなんといっても英検を受験優遇措置にしている大学が多いからです。志望校によっては英検は使えるけれども、他の英語資格ではダメだとしているところもあります。英検が一番広く利用されている資格であるため、英検を選択されることをお薦めします。

 

旺文社教育情報センターが調査した英語の外部検定を利用した受験生のうち、英検を利用した比率はなんと91.5%でした。ほぼ一択と言っても過言ではない割合です。

参考:受験生が利用した外部検定<2020年 一般入試>

 

英検をお薦めする理由【その2】

 

英検をお薦めする理由の2つ目は英検が受験勉強と連動しているからです。これを理解していただくためにTOEICテストとの比較をしましょう。

 

TOEICテストを一度でも受験したことのある方であればわかることだと思いますが、リーディング100問を制限時間内に全問解くことは非常に難しいです。TOEIC900点以上取れる方でしたら可能かもしれませんが、僕の個人の実感としても900点に乗っかるくらいまでは全問を解くことは難しい気がします。

 

そこでこのTOEICという試験が情報処理の速さが一つのポイントとなります。処理を速くするために文章を頭から全て読み進めて解くということは普通はしません。

 

問題文を見て、文章中のどこに答えがあるのか探していく作業が基本となります。つまりほとんど内容なんて気にして読んでないわけです。内容をしっかり理解しない勉強でリーディング力がつくと思いますか?

 

それに対して英検のリーディングは基本的にはパラグラフごとに問題が出題されており、パラグラフの理解をしないことには解けない問題が多いです。こちらの試験の方がきちんと内容を吟味して問題を解く必要性があります。

 

英語資格を持っていることは有利に働きますが、その取得には時間がかかります。その時間が受験対策とは別のことに使われてしまっては非効率な勉強になります。それを考慮した上で受験との親和性の高い英検を僕はお薦めします。これが2つ目の理由です。

 

英検何級を取得するのが良いのか?

 

これも志望校による、というのが答えですが、よくわからない場合は準2級・2級・準1級、の3択です。

 

英検3級は目指さなくていいの?

 

まず3級は目指さなくても良いという考えをお伝えします。これは英語の勉強を頑張ってほしい、というメッセージでもありますが、英検3級がそもそも受験においてメリットとして働くことがほぼないからというのがひとつです。

 

またどの大学の試験を受けるにしても準2級レベルの英語力は最低限身につけておかないと対応ができない、という理由です。

 

繰り返しになりますが、志望校を基に英検取得が必要かどうかを考えていただきたいのですが、それが決まっていない場合には最低限、英検準2級は目指すべき、という結論です。

 

英検1級は目指さなくていいの?

 

現実的な話をすると英検1級を目指している人は現時点で英検準1級を取得しているか、それに見合った力がある、いわゆる英語が得意な学生です。英語に強いこだわりがあったり、受験以上に意味のあるものなのであれば、英検1級を受けても良いでしょう。

 

しかし、ここではいかに効率よく受験を制するかという趣旨で話を薦めているので、受験に焦点を当てるのであれば、準1級を取得したのであれば、あとはその他の科目に力を入れてあげることの方が合格の可能性をあげるかと思います。

 

そういった理由で基本的には英検1級は目指さなくてもいいかと判断しています。

 

もちろん一橋大学のように英検1級を推薦入試の出願条件にしているようなところもあります。あくまで基準は志望校が求める要件を満たす、ということを忘れないでください。

 

参考:一橋大学商学部|推薦入試|出願要件

 

では準2級・2級・準1級のどれを受験する?

 

これは一言ではお答えできません。いろんな英語レベルの学生さんがいらっしゃいますし、志望校によっても求められる要件が違います。なので基本的には志望校が求めるレベルを目指してください。

 

もし積極的にあえて英検を目指さないという理由があるとすれば、現在の英語力と目指す英検受験級に大きな差がある場合です。先生の立場上、頑張れば結果は出せるよ!と言ってあげたいところなのですが、時間の制限があります。

 

僕は頑張れば結果は出せると思いますが、2年や3年では難しい、という判断もします。ぜひ取得にかかる時間も考え、勇気を出してあえて目指さない、という選択も検討してください。

 

念のため他の検定試験も受けておいた方が良い理由

 

大学によっては高校2年以降に取得した英語資格しか受け付けない、というところもあります。例えば、高校3年生になってから英検を受験するのであれば、2回しか受験の機会がありません。

 

このどちらも不合格に終わってしまったらせっかくの努力が水の泡です(ちなみに合否ではなくスコアで判断する学校もあるので、不合格でもスコアさえ取っていれば良い、という大学もあるので要注意!)。

 

そこで提案したいのが他の検定試験です。例えばTEAPという試験は年3回の受験機会があるので、こちらも受験を検討してください。

 

大学受験のために英検取得を目指したい!

 

ここまでお読みいただけたのであれば、英検が有利に働き得ることを理解していただけたと思います。そこで「英検を頑張りたい!」と思っているけれども、どこからはあじめたら良いかわからない、という方もいると思います。

 

福島英語塾では高校生の受講生はマンツーマン授業で受験対策や英検対策を行なっています。二人三脚で一緒に英検取得を目指したい、と思っている方はぜひ福島英語塾までお問い合わせください。

 

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