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英語の品詞の見分け方を簡単解説

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英語の品詞の見分け方を 簡単解説

 

英語の品詞の見分け方を簡単解説

 

大阪市福島区の英語塾『福島英語塾』講師の犬伏(いぬぶし)です。

 

早速ですが、品詞に関してこんな疑問はありませんか?

 

品詞って何?

 

きちんと勉強しないといけないような大切なこと?

 

それぞれどういう働きがあるの?

 

英語の品詞の見分け方は?

 

中学校・高校・大学で英語を勉強したり、大人になってから英語を勉強したりする中で、品詞という言葉は当たり前に使われます。

 

しかし、改めて「品詞って何?」って聞かれると「一体なんだろう?」となってしまいませんか?ここでは、その「品詞」についてわかりやすく解説をしていきます。

犬伏先生
犬伏先生

 

英語の品詞ってどんなものがあるの???

 

「品詞」というのは「名詞」だったり「動詞」だったり「形容詞」だったり「副詞」だったり、ざっくり言うと「○○詞」と付いてるものです

 

この説明でわかりましたか?

 

わかった気になってしまいそうですが、まだ「英語の品詞とは何か」という説明を何もしていません。また、それぞれの品詞についても何も説明していません。なのに、こんな感じで「品詞」という言葉や「名詞」「動詞」「形容詞」「副詞」という用語なんて当たり前にわかってるし、見分け方もわかるでしょ?みたいなスタンスで話が進んでいってしまいます。その結果、こういった品詞を何となくしか理解できていない状態になっている方が多いのではないでしょうか。

 

でも、この品詞の理解って本当に大切なんです。大切というより、わかっていて当たり前、というレベルにしておかなければいけません。

 

例えば、外国人が「小さく犬はかわいいです。」みたいな間違った日本語を作ったとします。日本語が母国語であれば、もちろん「あぁ、小さい犬はかわいい、と言いたいのかな?」と理解できるでしょう。しかし、同時に僕たち日本人は犬を説明するのであれば、「小さく」ではなく「小さい」という言葉を選択しなければいけないことを理解しているはずです。

 

このように、品詞を理解していない人は正しく言葉を選択することができません。「品詞」は難しい話ではないので、ゆっくり読み進め、理解しましょう。

 

それではまずは「品詞」という用語の説明から。

 

そもそも英語の品詞ってなに?

 

英語の「品詞」の見分け方を理解するために会社の部署の話をしましょう。会社を想像してみてください。

 

100人の人間がそこで働いているとしましょう。100人はもちろん全て人間という意味では同じ存在ですね。でも100人もいる会社だとみんなが同じような仕事をしているわけではありません。よーく観察してみると、いくつかのグループに分かれていることに気づくでしょう。

 

例えば、「営業部」があったり「経理部」があったり「総務部」があったり、と。それぞれ自分たちの役割があるわけですね。各部署でしかできないこともあれば、誰でもできることもあったりするわけです。実際の社会でこういう経験をしている方はわかりますね?

 

学生の方は学校の先生を思い浮かべてください。学校の先生にも役割がありますね。「英語」を教える先生もいれば、「数学」を教える先生もいる。ホームルームを担当する先生は何らかの教科も教えているけれども、担任もしている。

 

そんなふうに見た目は同じ人間でもいろんな役割があるというわけです。

 

英語の品詞も同じです!

 

「単語」という意味ではどんな言葉も同じですが、それぞれの単語には異なる役割があります。そして各々の単語の役割のことを「品詞」と言います。よく「この単語の品詞は何ですか?」という質問を受けますが、それは

 

この単語の役割は何ですか?

 

という意味だと思ってください。

 

ここまでで、「品詞」という言葉の意味は理解できましたか?

 

それでは次に英語の品詞を見分け方を判断する上での「営業部」「経理部」「総務部」に相当するものはどんなものがあるのかについて説明します!

 

名詞とか形容詞とか、○○詞って何?

 

言葉の世界における「営業部」「経理部」「総務部」に相当するような品詞にはこんなものがあります。

 

名詞

動詞

形容詞

副詞

前置詞

接続詞

冠詞

(※「間投詞」というのもありますが、ここでは省きます)

 

とりあえず以上の7つを理解しておけば基本的に品詞の見分け方で困ることはありません。その中でも主要な4つの役割を説明していきます!

 

英語の主要な4つの品詞

名詞

 

人やモノなど、あらゆるものに名前がついていますよね?それが名詞です。別に目に見えているものや触れられるもの以外でもいいですよ。「友情」とか「信頼」とか。

 

動詞もVingという形にすると「動名詞」というものに変身しますが、これも名詞です。「走ること」みたいにすると動詞だったものを名詞として使えるんです。

 

他にも to不定詞も名詞として使うこともできますし、関係代名詞 whatも名詞の働きがあり・・・これはまたの機会としましょう!

 

この名詞というのは「主語」「目的語」「補語」「前置詞の目的語」に持ってくることができます。

 

動詞

 

動詞は「行動や状態を表す言葉」のことですが、要は日本語でいうとこの述語の言葉だと思ってください。ただし、このように伝えるとこんな勘違いをするかもしれません。

 

「あの花はきれいだ」というのは「あの花」が主語で「きれいだ」が述語です。述語は動詞だから「きれいだ(beautiful)」が動詞だと思ってしまう。

 

日本語ではこれを「形容動詞」として扱っていますが、英語には形容動詞はありません。代わりに形容詞を使います。では、その時に使う動詞は?

 

それがbe動詞です

 

「be動詞」に特に意味はありません。文として成り立たせるためだけに使われる動詞です。この「be動詞」以外は全て何らかの意味があり、「一般動詞」と呼ばれています。

 

形容詞

 

形容詞は簡単です!名詞を詳しく説明する。それだけです。2つ使い方があるので、それは確認しておいてください。

 

⑴  赤い 花

⑵  花 赤い

 

2つのケースを比べてみましょう。

 

⑴のケースでは「花」という言葉の前に「赤い」という言葉がきていますね。中心となる「花」の前に「赤い」という言葉を置くと「どんな花?」に対して答える表現になります。いろんな花がある中で「赤い花」と限定をしているのがわかりますか?

 

限定用法

 

形容詞の使い方の1つは

 

限定用法

 

文字通り、限定をするために使われます。

 

叙述用法

 

もう1つのケースですが、今度は「花」という言葉の後ろに「赤い」という言葉がきていますね。例えば、つぶやくように「花・・・赤い」と言えば、「花が赤い」ということが言いたいんだな、と捉えると思います。

 

中心となる言葉の後に別の言葉を持ってくると「補足」なります。ちなみに「補語」という言葉は英語では “complement”といい、completeするものという意味です。文を完成(complete)させるために中心となる言葉の後に補う言葉、それが「補語」なんです。つまり、「花が・・・」と言って「赤い」と補足して「花が赤い」ということを伝えているだけなんですね。

 

これを英語にすると “The flower red”となります。でも、これでは意味は成り立っても、文としては成り立っていませんよね?文として成り立たせたいけども、もう動詞の意味はいらない。

 

では無味無臭の意味を持たない機能だけの動詞はないものか?

 

それがbe動詞です

 

だから動詞に「be動詞」を入れて、”The flower is red.”これで意味が通じますね!

 

これが2つ目の使い方で

 

叙述用法

 

と言います。

 

限定用法叙述用法の2つの使い方に通じること。

 

それはどちらも結局のところ、名詞を詳しく説明しているということです。それが「形容詞」の役割というわけです。

 

形容詞が理解できたら、関係代名詞という文法が理解できるようになります。関係代名詞の作り方は簡単です!3つのステップを守るだけ。

 

 

副詞

 

副詞はちょっとややこしい品詞です。でもこれもできるだけ簡単に結論から説明しましょう。

 

副詞の役割は

 

名詞以外を説明する

 

です。

 

形容詞は名詞を説明しました。それに対し、副詞は名詞以外を修飾する言わば、飾りのようなものです。実際のケースで考えてみましょう。

 

副詞の具体例

⑴ He speaks English.
彼は英語を話します。
⑵ He speaks English well.
彼は上手に英語を話します。
⑶ He speaks English very well.
彼はとても上手に英語を話します。
⑷ He speaks very good English.
彼はとても上手な英語を話します。

 

まず⑴の例文ですが、これを基本としましょう。

 

⑵ではwellが追加されました。そこでただ英語を話すだけでなく、「上手に」話すことを伝えました。「上手に」という言葉は「話す」という言葉を詳しく説明していますね。これは副詞動詞を説明しているということです。

 

次の⑶ですが、これは⑵で使ったwellという「副詞」にvery(とても)がかかっています。副詞にかかるveryという言葉も実は副詞です。「副詞」は別の「副詞」も説明することができるんですね。

 

最後の⑷のケースですが、副詞のveryが今度はgoodにかかっています。good(良い)という言葉はgood boy(良い子)というように名詞を説明しているので、形容詞とわかりますね。その形容詞「good」を説明する「very」という単語も実は「副詞」なのです。なんと、「副詞」形容詞も説明するんですね。

 

副詞の働き まとめ

まとめると、「副詞」は

 

動詞

形容詞

副詞

 

を説明するというわけです。

 

英語の品詞を見分けるコツ

 

ここまで4つの主要な品詞(名詞・動詞・形容詞・副詞)について解説をしていきました。しかし、実際にリーディングやリスニングで意味を知らない単語に出会った時に英語の品詞の見分け方は分かるのでしょうか?幸いなことに単語の意味が分からなくても、各品詞固有の形を一定数覚えてしまえば、英語の品詞の見分け方は簡単です。

 

詳しい見分け方についてはこちらで解説しています。

 

 

 

まとめ

 

品詞とは?

 

言葉の役割のこと

 

 

英語の主要な4つの品詞

 

名詞

 

人やモノなどを表す単語(主語・目的語・補語・前置詞の目的語になれる)

 

動詞

 

動作や状態を表す単語

※基本的には日本語の述語に当たりますが、英語には形容動詞はないので、その際は「be動詞 + 形容詞」で表しましょう。

 

形容詞

 

名詞を説明する

 

※限定する使い方と補足する使い方と2通りあります。

 

副詞


名詞以外を説明する

 

※動詞・形容詞・副詞を説明する。ややこしいので名詞以外を説明としときましょう!

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